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2010年9月

2010年9月29日 (水)

着色

日記その2は着色。

完全には固まっていない指板に触らないように気を付けながら
作業した。

今回から着色料はスチュウ-マックで買った染色液を使う。

まずは明色から。
アルコールにオレンジを数滴、これを塗ってみると思ったより発色が
鮮やかだったので、ここにアンバーを一滴入れて少し彩度を落とした。

Photo_4

次にブラウンを2滴。

それからたばこブラウンを一滴。

たばこブラウン2滴と追加していった。

2 1

サンバースト部分はだいたいきれいにグラデーションが付いたけれど、
面板中央やスクロールの中心、面板リカーブの外側などの平面に
近い部分はもっと濃く着色するはずだったけれど、着色液がほとんど
染み込まないので、少し薄くなってしまった。

塗装の前に

今日は写真が多いので二つに分けて書く。

その1は塗装の前にやること

まずはボディ、ネック、ヘッド全てをサンディング。
#240、面板の完成後にいろいろ傷を付けてしまったり、汚したり
しているので、ここできれいにしておく。
とともに、面板やサイドを指で撫でてわずかな凸凹を均す。

#400は#240のペーパー傷を取って滑らかにするだけなので、
軽くサンディング。

最後にトクサで磨く。
今までならさらに#800#1200と行っていたところだけれど今回
はトクサで仕上げることにした。

Photo_2 Photo

掛けた感じではトクサはサンドペーパーではなくて、鉋やごく細かな
スクレーパーと言う感じではないだろうか?と思った。

かけ始めはシャッシャッと音がして、削りかすが出るのだが、艶が
出てくるようになると、削りかすの量が少なくなり、音も小さくなる。

以前顕微鏡写真を撮ったことがある(3月4日の日記参照)が、
トクサのシリカ粒は#1000のサンドペーパよりずっと粗かった。
しかし実際に磨いてみるとそれ以上の艶が出た。

写真で艶がちゃんと判るだろうか?

次に指板接着

これはいつもの通りで、オリジナルあっかんべー竹クランプと普通の
Fクランプを使って接着した。

Photo_3

このまま数時間放置してクランプを取った。
本当なら丸一日以上クランプしていないといけないのだけれど、
着色まで進めたかったから、はずしてみたら、特に剥がれてくること
もなく安定していたので、指板に力を掛けないように気を付けながら
着色作業に移った。

2010年9月26日 (日)

ブリッジ底面削り

指板を付けたり、着色したりする前にブリッジの
底面を表面板カーブに合わせて削った。

1.最初に表面板のカーブを型取りゲージでトレースする。

2.ブリッジに写し取り、糸鋸で切り出す。

Photo
3.ブリッジ削り治具にセットして表面板に置いたサンドペーパーで
けずる。

4.サンドペーパー上で端から端まで全て削りかすが付いたところで
治具からはずす。

今までならこの時点で、ブリッジが表面板に密着したと判断して
終わっていたが、もう一手間掛ける。

5.サンドペーパーにチョークの粉を付ける。

6.ブリッジ底面を押しつける。

Photo_2
7.チョーク粉の付いていない部分がある(横方向には切れ目なく
  付いていても全面で当たっているわけではないのだ)

8.チョーク粉の付いている部分をスクレーパーで削る。

これを何回か繰り返す。

Photo_3
そうするとチョーク粉が全面に付くようになる。

これで底面の完成だ。

Photo_4
ブリッジの重量を軽減するために穴を開けた。
一つ目は丸穴を5カ所(弦の下になる部分は繋がっている)
二つ目はコウモリ型に切り抜く(両端のみが下と繋がっている)

普通のアジャスタブルブリッジでも両端のみがしたと繋がる形だから、
二つ目でもいけそうな気がするが実際どちらがよいのだろう?

2010年9月22日 (水)

フレット打ち

溝を切ってバインディングを貼り付けた状態でおいてあった指板に
フレットを打った。
今回はなぜか手元にあった(と言うかこれしかなかった)ちょっと太め
幅2mmのフレットを使うことにした。

Photo

長さを合わせてカットし、バインディング分のタンをヤスリで削って
少し曲げて溝に嵌めて打ち込む。

ちょっと溝幅がありすぎて緩い感じだったので接着剤を溝に流して
補強した。

Photo_2

接着剤硬化後はみ出したフレットの端を切って削って。
さらに約60度の角度に端を削った。

ついでにサイドポジションも入れて一旦指板作業は終わった。

Photo_3

フレットの摺り合わせや最終磨きはブリッジやネエクステンション
の形が出来た後だ。

2010年9月19日 (日)

バインディング貼り終了

昨日曲げたバインディングを貼り付けた。
Photo
もちろんちょこちょこと修正しながら。
2
バインディングを剥がしたときや、テープを剥がしたときに
表面板の一部をちょっと道連れにしてしまったし、大きな隙間は
ないけれど、小さな隙間が出来てしまったので、はずかしながら
「ウッドフィルパテ=砥の粉みたいな奴」で埋めた。

完璧とは言えないけれど、ぱっと見では目立つ粗はないと思う。

もちろんこれでは神戸のうるさがたを黙らせる事は出来ないけれど、
今の実力で出来る限りのことはした。
Photo_3 Photo_2
ちょっと不満なところの一つは、モールドの精度から来ているので、
今更どうにもならない。
仕方ないのでで、6号機はこれで進めることにして、サンドペーパー
#240で磨いた。

この後ブリッジを作って、指板のフレット打ちだ。

もう大きな難関はないので、焦らずしっかり作ってゆこう

2010年9月18日 (土)

バインディング曲げ微調整

多分最後の難関バインディング曲げ

大まかに型で曲げた物を現物合わせで修正した。

Photo_2 Photo

理想的にはテープなどの補助無しでも溝にぴったり嵌る
と言うところではあるが、ちょっと押さえれば良いという状態まで
いけたと思う

多分これで大きな隙間が出来ることはないと思うので、とりあえず
裏面を貼ってみた。

Photo_3

2010年9月17日 (金)

木賊使う前に

木賊の使い時が近づいてきたので、マイミクのかずんさんから
戴いたものと自宅の近くに生えていたもの(失敬しました)を
使える形にしました。

Photo_5 Photo_3Photo_4

木賊を開いて、乾かして、もう一度水 に浸けて湿らせて。
アイロンでじゅわーっと伸ばしたあと、サンディングブロックに貼り付けた。

ちょっと使った感じではサンドペーパーと言うよりはごく目の細かい
鉋という感じだ。

2010年9月15日 (水)

バインディング溝(再)&曲げ(再)開始

剥がして汚くなったバインディングの溝をきれいに
するために、深さと厚みを少しずつ大きくしてドレメルで
掘りなおした。

Photo Photo_2

もちろん一からやったのとほとんど変わらない作業で、
スクロール部分などは相変わらず手彫りだ。

でも、不具合の原因となっていたスクロール部分の溝底
などはかなり丁寧に掘ったので、前回よりは良い状態に
なっていると思う。

で、次は問題のバインディング曲げ

Photo_3

結局方法は変えず曲げたが、やっぱり余り上手くいって
いないので、これから現物合わせで修正してゆこうと思う。

2010年9月12日 (日)

バインディング剥がし

バインディングを剥がした。

Photo

カチカチに接着されているところはホームセンターで買った来た
アセトンで緩めて剥がしたが、バインディングが溶けて汚くなった。

溝の掃除をしなくてはいけないのだけれど、バインディング溝が
ぎりぎりに掘ってあるので、掃除の時に木部を削るとバインディン
グの方が小さくなって、側板を削らなくてはいけない状況になり
そうだ。

ということで、バインディングは0.5+0.5+1.0=2.0mm
だったところを
0.5+0.5+1.5=2.5mmに厚くすることにした。

バインディングの曲げは湯を使ってやってみようと思う。

上手く行くと良いのだけど??

2010年9月 8日 (水)

ボディバインディング巻き失敗

ボディのバインディングを巻いた。

結果から先に言うと上手く行かなかった。

一つ目はスクロール

Photo

頂点部分はまぁこんなものかと思うが、ちょっと厳しいのは
上部の隙間。
0.5mmくらいはあるだろうか。

二つ目は角の先端。

Photo_2

ほぼ合っているがキッチリではない。
このままでも何とか(自分としては)許容範囲ではあるが気に入らない。

3つ目が最大最悪げっそり

Photo_3

裏面ヒール部分の隙間。
スクロールから続く部分で、スクロール頂点から接着を始めて
キッチリ押さえながら付けたつもりがバインディングそのものの
わずかな「よれ」のせいだと思うがヒール部分が押さえきれず、
大きな隙間(2mmくらい)が空いてしまった。

どこまで戻るかは考えるとして、このままでは済ませることは
出来ないので、バインディングをはずしてやり直さなければ
いけないふらふら

2010年9月 5日 (日)

ポイントプロテクター貼り&バインディング曲げ

今日の作業はバインディングを貼る前にやっておかなくては
いけないこと2つ。

Photo

一つ目
貼り付けるのを忘れていたポイントプロテクターを貼った。
5mmくらいの厚みがあるプラスチック板を切り出して貼り付け、
角の形状に合わせて削る。
辺りはプラスチックの削りかすと粉で一杯だ。
木の粉はいくら沢山出ても気にならないけれど、こいつは静電気
でまとわりついてくるので嫌な感じだちっ(怒った顔)

二つ目
バインディング曲げ
前作でバインディングが波打っていた失敗最大の原因だから
慎重に行かねばならぬ。

まずは道具から。

Photo_2

前回作ったドライヤー保持具が今一使いにくくて改造した。
ゴミ捨て場から拾い出したフレキシブルライトのライトをはずして
ドライヤー補治具をセットした。これはなかなか良い指でOK

Photo_3

このドライヤーを使って、何とか曲げてみたが、変に曲がったり
縦方向に曲がったりねじれたり。やはりなかなか難しい。

いろんな制作家の作り方を見てもそれぞれやり方が違うから、
自分にあった良い方法を見つけなければいけないだろうと思う。

何とか曲げたが、完全にと言うわけにはいっていない。
次はボディ現物に合わせて微調整しよう。

2010年9月 1日 (水)

バインディング溝掘り2

ドレメルで掘ることの出来なかった部分を
彫刻刀で彫った。

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いくら刃物を研いでも一度には掘れないので、1mm弱ぐらいずつ
掘っていった。

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スクロールの内側狭い部分はなかなか綺麗には掘れないので、
この後しこしこちまちまと削った。
問題なのはこの作業中にスクロールの尾根線に傷を付けてしまったこと。
せっかく綺麗に出来たと思ったのにもう一度やり直しだ泣き顔

6

バインディングを巻いたときに滑らかな曲線になるように、
(3枚目の写真彫刻刀を当てた木の端が少し角張っているのが解る)
こういう部分をコンマ1mmくらいずつ削って角を取った。

今回もかなり肩の凝る作業だった。

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