0号と1号の音
今日マンドリンの発注主がうちにいらっしゃった。
早速彼に0号機と1号機の弾き比べをしていただいたので、
音を聞いてください。
約1分の中で、前半が0号後半が1号です。
彼のマンドリンがネック起きのために弾けなくなってから、
随分経つので、巧く弾けないと嘆いていらっしゃたのですが、
ぼくは凄く巧いと思いました。
「mandrin01.mp3」をダウンロード
今日マンドリンの発注主がうちにいらっしゃった。
早速彼に0号機と1号機の弾き比べをしていただいたので、
音を聞いてください。
約1分の中で、前半が0号後半が1号です。
彼のマンドリンがネック起きのために弾けなくなってから、
随分経つので、巧く弾けないと嘆いていらっしゃたのですが、
ぼくは凄く巧いと思いました。
「mandrin01.mp3」をダウンロード
びびっていたフレットもう一度すりあわせした。
弦高2.2mm(12F)でびびら無いので、これで良いでしょう。
久しぶりに吊してあった0号機を引っ張り出してみると、ネックが
持ち上がってきていた。
元々ネックのしこみ角度を間違えて、ブリッジが凄く高くなっていたので、
ちょうど良いから指板を剥がして、指板下のエクステンダーをはずし、
ブリッジを低くした。それでもまだブリッジは高い状態だけれど、随分
標準の高さに近づいてきたので、きっと弾く人にとっても弾きやすくなった
だろう。
普通ならとんでもない事が起きたのだろうが、この0号にとっては
幸いだった。
まだ弦を張り直したばかりで、安定しないけれど、弾き比べると、
表面板の材質が違うからか、厚さの違いか、ブレーシングの差か
何がどう作用しているか判らないけれど違いは大きい。
音量は〇号が大きい。音質は〇号が柔らかく1号は軽い感じか。
やっぱり録音しなくっちゃ![]()
出来たと喜んだばかりだったけれど、ちょっと弾きにくい
感じがしたので、微調整をした。
調整箇所はナットの高さ(4弦の溝の深さ)とブリッジの高さ
いずれの少し高くて弦を押さえるのがやりにくかった。
ここで問題発生
1.
調整しようとして弦を緩めていたら、1弦が一本バーン!!と
言う音と共に切れた![]()
4弦から順にゆるゆるになるまで緩めたからどこかでバランスが
崩れたのと、1弦のボディエンド側のループねじりが引っかけの
ところで曲がっているのが原因だったのだと思う。
フラマンの1,2弦の引っかける所ってどうして90度に曲がるよう
に
なっているのだろう?なんか意味があるのかなぁ???
とにかく新しい弦を買わなければどうしようも無いなぁ。
2.
ナットとブリッジの高さを調整したらあちらこちらでビビルよう
になってしまった。
また弦をはずして、フレットのすりあわせをやり直さなくてはいけ
ない。
まだまだダメですね。とにかくもう出来たも同然の状態なのだから、
きっちり仕上げたいと思う。![]()
できたぁー![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
今日の作業
リバーシブルにして自己満足に浸っていたトラス
ロッドでしたが、
厚みがありすぎて弦に触るので、
仕方なく剥がした
接着がエポキシだったので、慎重に少しずつ薄刃
を差し込んで
。
接着面をきれいにして、裏打ちをしようかと思った
けれど、 また触ると嫌なので、そのまま使うことにした。
次は弦張り。緩く張るという意外は特段言うほどのことはない。
そして調弦
ブリッジが可動式なので、オクターブピッチが
合う場所を探しながら、1弦と4弦を、その後
2弦3弦。4本張り終わってから
それぞれの
複弦を張ると言う順序だ。
全ての弦にビビリや、不調がないかを確認する。
特に問題はない。
ただ、ちょっと気になるのが1,4弦の弦高が
2,3弦より少し高い
ことだ。
一応ブリッジにも指板に合わせてRを付けたの
だが、もう少し弦溝を深くした方が良さそうだ。
今はまだ弦が安定していないので、録音のアップは明日にしよう。
まだ塗装が終わっていないのだけれど、あいにくの雨。
こう言うときに塗ると後で後悔することになるので残念ながら
塗装作業は進められない
今日は浜松の楽器博物館に行って来た。
2度目だけれど新しい驚きと知識があった
前回の時は和楽器や中国楽器を中心に見たのだけれど、今回は
アーチトップ(バイオリン類を含めて)に特に興味があったからだ。
やっぱり見る方意識で随分変わるのだなあ
帰りに新居町で「鰻のぼく飯」を食べた。
ここの鰻は養殖だけれど小ぶり(鰻は大きすぎるとおいしくない!)
でなかなかよろしい
作業はと言うと、
仕方ないのでバインディングの掃除にした。
セラックのタンポ刷りって言う塗りかたはどうしてもバインディングが
黄色くなってしまう。
その上十分にスピットコートが出来ていなかったの
で、バインディングに着色の色が少し移っている
これをちまちまと削ってもとの白い色に一旦戻して
おけば、これから塗装が進んでも、綺麗な状態が保
てるはず。
塗装作業はまだ続いているのだけれど、写真的には
まったく変わりない。
ある程度濡れば休ませる必要があるので、その間に
小さい部品を作っていく。
一つ目はトラスロッドカバー
貝殻と黒檀で切り出した。一緒に切り出しするの
だから当然2セット出来ることになる。
あまり巧くできていないと言うこともあり、2枚を
張り合わせてリバーシブルにしてみた
aとeの中抜きで失敗しているのが解ると思う
修正はブラスの粉をエポキシに混ぜた物。
貝の光沢とは違うけれど単に胡粉で埋めるより
はましかと思った。
2つ目はブリッジ底面のすりあわせ
前回せっかく完璧と思えるくらいきっちりすり
あわせたのだけれど、表面板の削り直しを
したので、また隙間が出来たので、やり直した
ほんの少しの修正とは言え、これにはかなり
時間がかかった。
面倒な割りに見てくれはあんまり変わりがない。だけど音に影響
する部分なので手を抜くことは出来ないところなのだ。
こういう良いわけじみたことを書くと言うことは、この作業があんまり
好きではないと言う事だ(^^;)
着色をやり直した。
課題は2つ
1つ目
再度の着色はそのままなので、もとの色が再現できるか?
いろんなステインを混ぜて使ったので、同じような色になるのか
どうか
もっとも大きな課題だった。
結果
結構もとの色に近い色合いが再現出来たと思う。
2つ目
特に表面板に顕著だった色むらが改善できるか?
削る直したときの思ったのだが、色むら(ステインが濃くなる部分や
薄くなる部分がある)は材の吸収率が違うのではないだろうか?
もしそうなら、今の技術では何度やっても色むらを直すことが出来
ないだろうと予測したのだ
結果
予想していたとおり濃い色になるところはやたらと色
の吸い込みが激しく逆に薄いところはほとんど着色
できない。
よってやり直しの前と色の面では変わりない
残念ながら思ったようには行かなかった。
だけど今回は自分の出来ることを全部出してやったという実感がある
だから、この楽器が今の自分の最高の物だということだ。
もしこの楽器を見て「下手くそだ」と言われるならば、甘んじて受けよう
明日の自分がもっと良い物が作れることを信じて。
裸にした木地をもう一度サンドペーパーで削り直しだ。
#120で、問題になっているでこぼこや荒れたところをなおし、
#240#400とかけて、つるつるピカピカにした
。
見た目ではほとんどまったく変わりないので、写真は無し![]()
表面と裏面(スクロール部を除く)の塗装と着色をスクレーパーと
サンドペーパー#120で落とした。
スクロール内部の木工が汚いところも写真では見えないけれど、
ヤスリ掛けをして綺麗にしてある。
主に裏面板にあった、でこぼこと表面板の着色ムラを無くそうと
言うつもりだ。
裏面の外周に近いところに残った黒色部分がでこぼこの名残で、
表面の中央線の左右に残った着色部が着色ムラの名残だ。
裏面のでこぼこは丁寧にサンドペーパーを掛ければ問題なく修復
出来そうだけれど、表面の色むらは難しそうだ。
表面はすでにぎりぎりまで削っているから、あまり削ることは出来
ない上に、この着色ムラは色素液がかなり深くまで浸透しているから、
他の所とおなじようなすっぴんの木地色から始めることが出来ない。
ムラ
が目立たないように着色できるかどうかそこが問題。
木の質がこの部分だけ少し違って、特に色素を良く吸い込むと言う
ことなら、今持ち合わせている技術ではどうしようもない
。
塗装をほぼ終えて、最終段階の入ろうとしてる1号機だけれど、
どうも気に入らない。
少なくとも着色や塗装は0号機の方が綺麗だったし、いろいろ
安易な妥協してきたところがあるので、じっくり見るとダメだ
この楽器を友人が各地のライブハウスで弾く姿を想像すると、
とても恥ずかしいのだ。
材料費だけではあるが、お金ももらう予定なのに、この出来では
本当に申し訳ないと言うこともある。
「下手なりに出来るだけ精一杯作ったのか?」その点でもダメ。
これまでにかかった時間とか、暑いからとかそういうことではなく
そろそろ自分でそれなりに納得できる物を作れるようにならなきゃ
いけないのだ。
少し後戻りして、木地仕上げからもう一度やってみよう。
着色はムラムラで、出来が悪いけれど今から削り直しても
いい結果にはならない(過去の経験から)ので、塗装を始める
ことにした。
準備1 サンディング
水性ステインで染めているので、板が少し毛羽立っている。
軽く#240でサンディングしてけば取り
バインディングに付いた着色料を削る。この後の
工程も含め、
バインディングはくっきりと白く出来る
とかっこいいからね
スピットコート(直訳するとちょっと汚い感じだ
)
シェラックの2カット液を塗りつけて、目止めの準備。
バインディングに着色が再度移らないように気を付
けること!
なんていってもそんなことは上手くできない
色が付いてしまったところはアルコールで拭いて
着色を取り除くのだ
目止め パミス掛け
スピットコートが乾いたら、パミス粉&アルコール
&ぼろ布で
目止めする。
スピットコートで塗ったシェラックを削りながら、
溶かしながら、パミス粉と混ぜて、隙間を埋めると
言うことだな
ここでも着色がバインディングに移る何とかならない
物かと
独り言を言いながら、もう一度バインディングのアルコールで
拭きとる![]()
バインディングも貼り付けたし、小さな隙間の埋めもやったし、
じゃぁ。いよいよ。
フィニッシュだぁぁぁぁ
っていうのでフィニッシュの最初は木地磨きから
。
なんて言っても塗装が上手くできるかどうかは下地
のしあげが
ものをいうので、約2時間かけて木を磨
いた。
#240と#400のペーパーで、触った感じつるつる
になるようにひたすら磨く磨く。汗まみれ粉まみれで
出来た。 いわゆるホワイトマンドリン状態。
明色で着色
使った染料がメチルレッドと食用赤色3号。
メチルレッドはpH指示薬なので、うちの水のpHだと
黄色い。
そこに赤色3号を足して、オレンジ色に染めた。
暗色染め
手持ちの染料を適当に混ぜて(何を使ったのかすで
に覚えていない
)
黒っぽい液を作り、周辺部から塗り始めて真ん中付近
は極薄めて着色し最後に真ん中付近はぼろ布で拭き
取るという方法を採った。
ちょっと上手く染料が乗らないところもあったけれどまぁこんなもんかな![]()
ラスロッドの蓋失敗から早くも立ち直り
次の工作を始める
俺って、こういう風だからいつまで経っても失敗するのかなぁ
とにかくとりあえず懲りていないことだけは確かみたいだ
で、次の作業は
箱になったボディにバインディング用の溝掘りをした。
ドレメルに溝彫りようの自作アタッチメントを付けて、
一定深さ、幅に切り出すだけのはずなのだが、
これがいつも一発で完璧に出来たことがない。
面板が平らでないために不安定な状態で、ドレメルを
保持していることが
一番の要因だとは思うけれど、ボディを完全に固定するとこれはこれで
作業し難い。
で、結局ドレメルは荒削りだけで、その後延々と手工具で
修正することになる。
どうせスクロール部分などは手でやらなくちゃいけないから、
ちょっとした ついでの仕事さっ![]()
トラスロッド蓋
小物作製が続いているけれど、多分これで一区切りのはず。
以前ヘッドインレイにしようと思って切り出した
「Fukurakutei」の貝が
使わずに余った状態で、
このままだともったいないので、トラスロッド
蓋にインレイすることにした。
ところが、文字数が多すぎて1文字分入らない
仕方ないので「Fukurakutei」のKの後のuを取った。
それでも一応ふくらくって読めるだろうなんてね
先日購入したドレメル用のダウンカットビットが素晴
らしくよく切れる物で
切り口が今までのビットとひと味
違うのだが、グニャグニャの切り方だとなんの意味も
ないことを知った
やっぱり道具と技術は一揃えで良くなければ意味がないのだなぁ
当然隙間だらけなので、黒檀粉入りエポキシを充填した。
固まったら削って綺麗にしたらこれはできあがりだ。
裏面板接着
小物の作製が一段落したので、いよいよ裏面板の接着をした。
最初にヒール部分をFクランプで軽く止め、お尻の中心
線と面板の中心を合わせてクランプを締め込んで位置
決め。
その後、要所をFクランプで締めて、そのほかはスプー
ルクランプで止めた。かなり物々しい雰囲気に見える
けれど、どうと言うことはない。
ただ心配なのが途中でやった大失敗(裏面板の内外を間違えた)の
影響で、わずかに側板に届かないところが出ていることだ。
バインディングを巻けば、多分そのギャップは関係なくなるはずだとは
思うけれど、ひょっとしたら、バインディングの厚さ(1mm)で足りない
可能性もある。
まぁその時はその時で何とかなるさ![]()
次の工作は指板にフレットを付けること。
まずはじめは、指板にはバインディングが付いているので、
フレットの脚を削るところから。
0号機の時はドレメルに砥石を付けて削ったけれど、
そうすると
熱を持って、変色してしまった。
だから今回はただのヤスリでごしごし削った。
フレットを固定して10往復も削れば良いだけなので、
ドレメルより早いかも知れない。
フレットタンニッパーって言う専用工具もある
けれど
必要を感じ無いなぁ
次はフレットのRをきつくする。
元々フレットには緩くRが付けてあるけれど、指板のRの方がきつい
ので、そのままだと浮いてしまうから。
ニッパーで足を挟んで、ちょっとずつ6カ所から8カ所曲げる。
大まかにだけれど曲げ終わりのRはおよそ直径15から20cmだ。
ちょっとかくかくしてるけれど、指板にたたき込めばそれもなくなる。
フレットベンダーって言う専用工具もあるけれど必要を感じ無いなぁ
おつぎ
フレット溝にこいつを乗せて玄翁でこつこつ少しずつたたき込む。
両端を合わせて、浮いている中央部分をRを伸ばす感じでやると
きっちり埋め込める。こうするとフレットの足に着いている「かえり」が
斜め下方向にずれながら入っていくので、簡単には抜けなくなる
一気に行くどー
打ち込み終わったら、余分な端を切り取って、ヤスリでまずは直角に
その次は45度に削る。
これだけだとざらついて痛いので、45度の端を丸くなめらかに削る。
均等に打ったつもりでもほんの少しのでこぼこがあるので、真っ直ぐ
な木に貼り付けたパーパー(#120)で飛び出ているところを削る。
これをしないと特定のフレットを押さえるとビビルからね
削られたフレットは当然上面が平らになるので、それを丸くする。
ここは先日購入したフレットファイルの出番。
この写真指板の左上に乗っている小さくて短い棒が
それ。
本当は柄が付いている物の「交換用の刃」だけれど、
柄は必要ないから格段に安い
こいつで平らになったフレットをもう一度丸く削って、
#1000のペーパーで整えてできあがりだ![]()
ブリッジ作製の続きだよー
高さ調整ネジのはいる穴を開ける。
下部品はきつくして、ねじ棒をねじ込んで固定できるように、
上側はスポッっと入る大きさに開けて可動式になる。
次は脚の調整
切り出しただけではどうしてもボディに脚がフィット
しないので、脚を削った。
ボディにサンドペーパーを敷いて、自作のブリッジ
削り治具にブリッジをセット、後は脚全体から削り
カスが出るまで、しこしこするだけだ。
ただ、この削り治具ではブリッジが直角に立つか
どうかが、目分量
になってしまうので、また少し改良
しなくちゃいけない。
それから、彫刻刀で削って形を整え、
オイル&ペーパーで磨いたら
できあがり
0号機の時はやらなかったけれど、少しでも演奏
しやすいようにと、ブリッジにも若干Rを付けた。
裏面板の表側を削った。
なんだかわかりにくい表現だなぁ
バックボードの表側と言った方が素直に理解できるのかな?
とにかくとりあえず。
先日作った、トリマー用の治具があまり巧く使えない
トリマーはきちんと固定できて、始動の時のショックにも耐えてくれるので、
その点ではちゃんと作る事が出来ているのだが、材の送りがどうも安定
しなくて、ビットにはじかれたり、思ってもいないところに入り込んだり、
少しだけ斜めになって、薄く削ったり
このままでは危なくて、その上材を削りすぎたりしそうなので、このやり方
は諦めた
一応外周部分を3mmの厚さに印だけ付けて解体!
以前から「普通の制作者たちは等高線階段彫りなんて事はしなくて、
ちょっとだけ印を付けて後はいきなり鑿と鉋で彫っていく」ということ
走っていたので、いつかは俺もやりたいと思っていたのだ。
これはある意味そのチャンスかも知れないと思って、
やってみた。
さすがに今までにトップ、バック、失敗作を含めると
10枚近く彫っているので、だいたいのカーブの感じ
は何となく判ってきているから、
意外と大きな問題もなく削り出すことが出来たのだった。
まだまだ荒削りで、細部が出来ていないし、鑿が巧く使えないので
四方ぞり鉋とスクレーパー、彫刻刀だけで削ったので、やたら時間が
かかった(当社比約2倍)という点で、満足は出来ないが、できあがりは
特に問題なさそうだった。
もう少し表を削って、内側も削ろう![]()
前回の予告通りネックを仕込んだ。
ダブテイルジョイントとかではなくて、単純にネックの根元と同じ形に
ボディ側のブロックを彫り込んでネックを差し込んだだけ。
大まかにバンドソーで切っておいて、その後のみで削っては差込み
差し込んでは削り。1時間くらい繰り返したのだった。
丁寧に時間をかけてやったので、今までにはなかったくらい隙間無くで
きた
ネックの形そのものが少しだけではあるが、「先すぼまり」になって
いるので、これだけでもしっかり押し込むことで結構安定するのだ。
もちろんこれでは弦の張力に耐えられないから、ニカワが固まったら
後少しの加工をして、補強しなければいけない。
写真判りづらいけれど、
ネックジョイントを斜め上から見たところで、上がボディ下がネック
センターで剥がれた表面板を裏返して、隙間を削って再接着。
中央が浮かないようにちょっとクランプして両側に端材を当て、
くさびで締めるいつものやり方なのだ
ハタガネが高くって買えないから?と言うことも少しだけあるけど
このやり方は結構気に入っているんで、たとえ金があっても
ハタガネは買いません
これはこれで乾燥するまではこのままにするしかないので、
次は指板作りに移ろう
元々緩やかなRが付いた指板を買ったのだけれど、発注元が
もう少しRがきつい方がいいらしいので、30cmRのブロックで
削った(このブロックは元々月琴の側面板だった)。
サイドの直線が出ていなかったので、それもついでに。
写真のバックに黒い紙ヤスリがあるのでとっても見づらい写真
ですが、指板とそれを削るために使った道具類です。
大失敗の後30秒くらいはお先真っ暗、なんにも考えることが出来ない状態
でもすぐに気を取り直して対策を考えた。
俺って本当にめげない性格なのか。普通なら落ち込むだろうに
こういう性格に育ててくれた親に感謝
対策その1
墨線の約1mm外を切ってあるので、ほんの少しだが余裕がある。
センターの張り合わせを上手く剥がせれば、表裏を逆にしてもう一度貼れば
何とかなるかも知れない。
問題はどうやって剥がすか。
残念なことにニカワではなくタイトボンドで接着してあるので、暖めではダメ。
仕方ないからじっくりと水でふやかすしかなさそうだな。
時間はかかるけどやるだけの価値はありそうなので、そうしてみよう
対策その2
もちろん上手く剥がせないこともあり得るので、手持ちの
シカモアを切り出した。
これだって材料としてそれほど悪くはないはずなので、
準備しておこう。
どうせもう1台作る予定なのでまったく無駄になると言うことはないのだ。
対策その3
もし上手く剥がせなかったとしても、このメイプルは次の次、オリジナル楽器を
作るときに使える。
せっかくの材料を無駄に捨ててはお天道様に申し訳無いからねぇ![]()
今日はしこしこちまちまとインレイを作りました
まずイケチョウガイ表面をベルトサンダーで2cm*6cmくらい平らにし、
その部分を切り出して、裏側を平らにしました。
この貝の真珠層は本当に厚くて場所を選べば10cm角の平板も取れそう
切り出した貝に図案を貼り付けて目の細かな糸鋸
(ジュエリーソー)で切り出しました。
本当はバローベのブレードを使えばいいはずのところを、
もったいないからと、以前買った別のメーカーのブレード
を使ったらこれが良くなかった。
変に引っかかって結局何カ所も割れてしまいました
でも、きちんとすればこれでも使えるのでこのまま使おう
と思います。
やっぱり俺ってケチかも?
とりあえず文字の方はこれで行き、コウモリ柄の方は次回にします。
ネック加工の続き
トラスロッド溝と蓋
トラスロッドの溝は普通に真っ直ぐ掘ってあるのですが、これを
加工してトラスロッドが最初から順反りになるようにします。
理屈は簡単で、底と蓋を弧状に切り出して、それでトラスロッドを
サンドイッチにするだけです。
これによって最初から弦のテンションをうち消す方向にトラスロッド
が戻ろうとする力が掛かるので、ネックに反りが出にくいと言うこと
になっています。
ヘッドスクロール部の補強
ヘッド右側のスクロールは大きさの割りに本体とのつなぎが細く
なるので、木目を直角にした補強材を埋めます。
だいたい厚さ5mm強ですので、ヘッド全体の厚さの約3分の1
が横向きの木目になります。
ここはテキストでは円形の補強材を入れることになっていますが、
四角い方が加工しやすいので角形にしました。
裏面板は後回しにしてネックの製作を始めました。
先日切り出したネック材をテンプレートに合わせて、切ったり削ったり。
特にボディとの接合部分は大事な加工になるので、かなり気合いを入れて、
作ったので、まずまずだと思います
今回はダブテイル接合ではなく、このままの形でヒールブロックに入れます。
当然ですがダブテイルに比べて強度が落ちるので、秘密の加工をする事に
なっていますが、それはまた後ほど
後は「ヘッドの耳」「トラスロッドの蓋」「指板」を切り出しました。
ヘッドの耳はこの後接着して現在クランプ中です。
トラスロッドの蓋については次にトラスロッドが最初から少し反るようにして、
弦のテンションと逆向きの力が掛かる加工をし、ロッドもろとも接着します。
表面板を貼り付けました。
貼り付ける前にしたこと
型枠にスプールクランプ用の穴を開けた
表面板の位置決めをして、指板の下になる位置にずれ止めの小さなくぎを
打った(後で抜きます)
カーフドライニングの櫛歯を1mmくらい残して削り取った(小さな楽器なので
表面板の面積をできるだけ稼ぐ目的)
ライニングとブレーシングの重なる位置のライニングを少し削った
スプールクランプを大まかにセットして、木に少し水を付けて、
ハイドグルー(初めて使う接着剤)を塗り、クランプで締め、はみ出した
接着剤を拭き取る
写真にもすこし写っているタイトボンドのハイドグルーについて
ニカワがあまりにも使いづらいので、買ってみました。
使うときに暖める必要が無い(屋外作業の僕にはとてもありがたい)
常温で液体(蜂蜜より少し硬い程度)
オープンタイムが長いので、焦らずに作業できる(これもありがたい)
完全接着までは丸1日程度
水と熱を加えれば溶けて剥がすことができる(ニカワと同様)
臭くない
硬化すればニカワと同等の堅さと接着力になる(と言ううたい文句)
ニカワをタイトボンド並の手軽さで使えるという感じです
これでうたい文句通りの堅さと接着力なら夢のような話です
ただ日持ちが悪そうなので、冷蔵庫に保管しようと思っています。
表面板のブレーシングを作製しました。
通常の表面板より少し薄目にしたので、強度的な心配もあり、
かつ、サスティーンも欲しいので、Xブレーシングにすることにしました。
前回の試作機は横一文字だけだったのでそれほど苦労はしなかったのですが、
斜めに二本となるとそうはいきません。
三次元曲面になるので、あっちを削ればこっちが浮き、こっちをけずれば真ん中
が浮き真ん中を削れば手前が浮き、左右だけではなく前後もあるのだ!
途中何度も「このくらいで良いことにしよう」なんて、いつもの悪い癖が出そうに
なりましたが何とかこらえてぴったりに仕上げました。
結局二本を削るだけで5時間もかかってしまい、接着まで行くのがやっとでした。
きちんとくっついたら少しずつ削って良い鳴りになるようにしなくてはいけません。
ここが音づくりの一番肝心なところなので、時間をかけて丁寧にしよう。
裏面板は昨日の日記のような次第でつかえないので、
表面板の削りに入りました。
等高線彫りで階段状になった奴を鉋で削って、等高線が消えてしまうか
しまわないか程度まで削ったところで、鉋掛けは終了します。
何より削りすぎたら後戻りはできないので、ここは慎重に行きます。
その次がスクレーパー掛け。
鉋で付いた段差を削り落としながら、型紙ボール紙を当てて図面通りに
なるところまで削ります。かなりなめらかになりました。
完全には削らないでこれで終わりにします。
というのは、側面との接着やこれからの作業で少なからず傷が付くので
仕上げるのはその後にすると言う感じです。
写真1:鉋掛け終了(売り側も同じような感じになるところまで進みました)
写真2:スクレーパー掛け終了(内側はまだです)
写真3:使った道具(鑿、鉋、スクレーパー、型紙)
実は昨年の5月にStewMacで購入した1号機用のカーリーメイプル
裏面板に大きな節がありました
。
何とかなるかと思って、製作を始めたのですがやっぱり何ともなりそうもなくって、
英語は凄く苦手でクレーム書くのかとてもいやだったのですが、
この木を見るたびに削るたびにいやでもその節が目に入り、どうも気乗りしなく
なってきてしまったので、清水の舞台から飛び降りるくらいの思い切りで、クレー
ムメールを書きました。
そうしたら、StewMacから
「ごめんなさい、新しい木を送ります。古いのは返さなくて良いから良いのを作ってね。」
と言う感じのメールが帰ってきました。
とても誠実な対応で気に入りました。これからもStewMacをメイン仕入先にしようと
思いました
同じ海を隔てた隣の国でも西と東では随分違いますね
写真はクレームに添付した節の写真です

以下僕の送ったメールと、彼らからの返事を全文載せてみます。
--------------------------------
To Customer Service,
Please see the attached photos.
I have cut the board I ordered, but it has a big knot in center. It is high 11/16inch, wide 5/8inch. So I can't make Mandolin.
Please exchange it for new one.
Please let me know if you want me to return the board. Please
accept to cover any additional shipping charges. Your kind instructions
would be greatly appreciated.
Order Date: 5/7/2007
Order Number: e00405831
Order: # 0709 Curly Maple Back Wood For Mandolin or Violin
--------------------------------
Thank you for contacting us. We apologize for the defective wood.
We will ship a duty-replacement #0709 today by the same ship method,
DHL Express. You will receive an email confirmation later today.
You do not need to return the defective #0709. It's a shame about the knot because it looks like your #0709 Back was coming along nicely. The time and effort you put into carving the original should make the new #0709 turn out even better.
If you have any other questions or comments, please contact us.
引用終わり
もし僕の思っている薬が見当違いなら教えてください。
側面板に使うメープルの前処理として板材に残っていた鋸目を
サンディングで落としました。
鋸目が残っていると、曲げたときにその部分に力が掛かりすぎて
むしれが出るので、完全に鋸目が見えなくなって表面がでこぼこ
していない状態(手触りで)までベルトサンダーで削り、その後
サンドペーパー#240#400までかけました。
こんなに細かい目のサンドペーパーは必要ないのかも知れませんが、
カーリーメイプルは繊維が波打っているので波の山の頂上から
むしれてくる時があるから、曲げの力ができるだけ均一にかかるよう
にと言うことでがんばってかけました。
サンディング前2.2mmだったものが1.5mmになりました。
ちょっと薄い気がしますが、側面幅が35mmしかなくって、カーフィング
を貼ると、実質薄い部分の幅が20mmくらいしかないから、これでも
強度的には問題ないはずだと信じています![]()
ブロック類の切り出しをしました。
以前アイチ木材から木材を購入したとき宅配便の中におまけで入っていた
マホガニー(=ネックブロック、角2カ所、テイルブロック)と、
ウクレレのネックを切り出したときの端材(バーズアイメイプル)(=指板の
浮いている部分を支える奴)です。
これらは次の分もついでに作っておきました。
ついでに接ぎ合わせてあった表面板と裏面板も大まかな形に切り出しました。
この次にペグヘッドの耳部分を切り出そうとしたときにバンドソーの刃が切れました。
切れたらすぐ止まるだけなので危なくはないのですが、出費が結構痛い
ボーナス分の小遣いは全部木と部品になって消えたからなぁ
誕生日の小遣い前借りするか![]()
トラスロッドの溝掘りをした後ほとんど進んでいません
。
じゃぁ 何をしているのか?
今は治具づくりに励んでいます。
0号機を作っていて感じたことの一つがこの楽器は基準にする面がない
と言うことでした。
フラマンは表面がカーブしている=基準面にはできない
固定にも苦労する=ぐらぐらして精度が出ない
と言うこともあっていろいろな治具を作って「真っ直ぐ」や「平ら」や「平行」
を作り出そうと言うわけです。
例えばネックの傾きに切ったネック固定用治具とかスクロール支え用治具
とか取り立てて言うほどのものではないのですが有ると無いとでは造り安さ
が段違い(のはず)のものたちです。
できたらまた画像をアップしますね![]()
フラットマンドリン1号機用の木材をアメリカのStewartMcDonaldから買いました。
買った木材などのリスト
ヨーロピアンスプルース トップくさび形ブックマッチ
カーリーメイプル バックくさび形ブックマッチ
カーリーメイプル ネック角材
エボニー 指板溝切り済み
エボニー ペグヘッドベニア
エボニー エンドピン
テイルピース
ブリッジ用サムホイール
トラスロッド
F5タイプ用ポイントプロテクター
ウォーターベースフィラー
コンストラクションマニュアル(本)
約3万1000円に送料6363円関税と手数料1300円
感想
発注は思っていたよりずっと簡単で、ホームページ内で利用者登録(住所や氏名、クレジットカード番号を入力)その後は普通に買い物かごに入れて輸送の方法を選ぶだけでした。
商品はすぐに発送されて、中3日で通関も終えて手元に届きました。海外と言うことを考えればむちゃくちゃ早い対応です。
同時に発注した大和マークさん(ペグとバインディングなど)はまだ発送もできていません(汗)
覚悟はしていましたが、やはり送料はかなり高く付きました。仕方がありませんね。
材料と一緒に製作マニュアル本も買ったので、今後はこれを参考にしながら作ろうと思います。
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